続けて、菅平の草花をご紹介しよう。キツリフネを@でご紹介したが、その名の元になったツリフネソウがところどころで見られた。チダケサシは近寄って見るとなかなか色合いの良い花で、虫たちにも人気があるようだ。蝶や蜂がひっきりなしに訪れていた。 湿原でニョキリと立ち上がって見えるのがミヤマシシウドである。ペンションの近くでは、ウツボグサとエーデルワイスを見た。 次ををクリックしていただくと、菅平湿原の草花−1と菅平湿原の草花−2が見られます。 ******************** 1.チダケサシ Astilbe microphylla ユキノシタ科チダケサシ属 山の湿地に生える多年草。花茎の先端に白−淡紅色の花を多数付ける。 チダケという茸をこの草の茎にさして運ぶのでこの名が付いたという。花期は6-8月。 2.ツリフネソウ Impatiens textori ツリフネソウ科ツリフネソウ属 菅平では滅多に見なかったが、川上岳ではあちこちに群生があった。一度見たら 忘れない形をした紅紫色の花である。山地に生える1年草である。花期は7-9月。 3.ミヤマシシウド Angelica pubescence var. matsumurae セリ科シシウド属 逞しい格好をした、中空の太い茎を持つ多年草。高さ1m程になり、先端に放射状の複散形花序 を出す。まるで夜空の花火を見るようである。日本各地の深山で見られる。花期は8-9月。 4.ウツボグサ Prunella vulgaris var. lilacina シソ科ウツボグサ属 日の当たる草地に生える多年草で、日本各地の山野で見られる。20cmほどの低い草である。 花は唇形をしており、この形が弓矢を入れる靫に似ているところから名が付いた。花期は6-8月。 5.エーデルワイス Leontopodium alpinum キク科ウスユキソウ属 ヨーロッパアルプスのエーデルワイスはあまりにも有名。南米とユーラシア大陸にウスユキソウ属 が分布し、日本には、ミヤマウスユキソウ、ミネウスユキソウなど数種類がある。写真のものは、 ペンション「ラインベル」のご主人がヨーロッパから持ち帰った、本場のエーデルワイスである。 花期は7-8月。 |