コイワカガミ−小岩鏡 (2009.7.16(八方尾根)、2011.7.14(乗鞍岳畳平))
 Schizocodon soldanelloides form. alpinus


 イワカガミとの区別が付きにくいが、乗鞍岳畳平付近で見かけたものは総てコイワカガミだった。2700mの高山になるとイワカガミが育ちにくいのかも知れない。イワカガミに比べると小振りで、特に葉が小さく鋸歯が目立たない。1本に付く花数も少ない。
 ロート型の花冠は5裂するが、先はさらに細かく裂ける。雄蘂が5個であるので裂け方と対応している。厚手の葉に艶があって光るところから岩鏡と呼ばれるようだ。花期は6−7月である。
 学名はSchizocodon soldanelloides form. alpinusで、イワウメ科イワカガミ属の常緑の多年草。中部地方と奈良県の高山に分布する。

乗鞍岳畳平花畑で 2011.7.14


  シャープペンシルと比べると花茎は短く5cm程度


  ちょっと上を向いて貰いました



八方尾根 2009.7.16

  ここのものは少し花茎が長いようです


  花の色が白いコイワカガミ


乗鞍岳畳平の群生 2011.7.14


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