趣  旨


会の概要 趣旨 メンバー


 子どもは、我々の希望であり「未来」である。我々が生み育てた子どもたちが人類の未来を切り開いていく。その意味で、我々が子どもたちにどのような環境を準備し、どのような生き様を見せていくかということが人類の未来を決める。子どもたちへの教育とは、ひとり、教育機関が教え指導することではなく、子どもたちが希望に満ちてのびのびと育ちうる環境を我々の手で整え、我々自身が希望と好奇心を持って人生を生きている姿を見せることでもある。

 このように、子どもを育む根本は変わらないとはいえ、その実際的なやり方は、社会の潮流と政治の施策によって大きな影響を受ける。いま、戦後60年を経て、教育をめぐる状況は、大きな転換期を迎えている。政府は、教育基本法・教育三法の改訂を行い、戦後60年続いた教育の基本方針に修正を加えようとしている。また一方で、世界経済と社会の潮流として、グローバリゼーションや私事化の波が押し寄せ、社会や家庭、そして子どもたちの育つ環境に大きな影響を及ぼしている。ITなど科学技術の進歩もまた、子ども社会の有り様を大きく変えつつある。

 我々は、このような変化の中で、もう一度根本に立ち返って、未来を作る子どもたちが生き生きと将来の夢を語れるような環境を作るために微力を尽くしたい。そのために我々が出来ることは限られているが、政治に偏らず、社会の潮流を見据えつつも流されず、地道なボランティア活動によって、草の根から、未来を担う子どもたちを支えることを目指す。

 そのために、以下のような分野での提案と実践を行う。
  (1)子どもたちを対象として
     ・基礎学力補強のためのサポートを行うボランティア活動
     ・興味を伸ばし、好奇心を育てる「小さな研究」のサポート
     ・子どもたちの将来の夢・現在の悩みについて話し合う
  (2)学校および先生方を対象として
     ・魅力ある教科展開のためのサポート(実験法や社会的知識)
     ・色々のテーマでのサロンの開催を通じて、豊かな知識を育む
     ・談話会を通じて、教育に関わる諸問題や悩みについて話し合う
  (3)一般人を対象として
     ・学校教育・社会教育・家庭教育の在り方を考える講演会
     ・グローバリズムや私事化への向き合い方を考える談話会
     ・地域のコミュニティづくりについての話し合いや相談