しだれやなぎ−柳
(1999.3)
Salix babylonica
京都「出町柳」の鴨川土手に植えられた柳が、若葉色になってきた。枯れ木が少しずつ緑になって、風に揺れている様子は、春の到来を感じさせてくれる。
俗に柳というのは「しだれやなぎ」のことだが、柳には実に多くの種類がある。「たちやなぎ」は文字通り垂れ柳を上向けにしたものであり、「うんりゅうやなぎ」はたちやなぎの幹がくねったものである。「ねこやなぎ」は、銀白色の羽毛が目立つので、よく生け花に使われる。
学名はSalix babylonicaで、やなぎ科やなぎ属である。
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