モチツツジ−初冬 (2001.12.22)
 Rhododendron macrosepalum


 5月に咲く花も美しいが、紅葉が見事である。京都府立植物園の生態園に植えられている。雨の中で見たが、ここだけがポッと明るく感じられた。
 本州の静岡県以西の山地に普通に自生するツツジで、毛深いのが特徴である。萼は特に腺毛があり、ねばねばしているので、餅(モチ)の名が付いている。春葉と夏葉があり、夏葉は小さくて冬を越すが、春葉が綺麗に紅葉する。ツツジには、キリシマやオオムラサキのように常緑のものと、ドウダンのように落葉のものがあるが、モチツツジは半落葉である。
 学名は、Rhododendron macrosepalumでツツジ科ツツジ属である。




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