ベニドウダン−紅灯台 (2009.5.28)
 Enkianthus cernuus form. rubens


 六甲山頂の近くにある「六甲高山植物園」は良く整備された美しい植物園である。ここで、近畿地方では見られない多くの高山植物を見ることが出来る。スイスやヒマラヤなどの外国産高山植物もかなり植えられている。入口を入ったところに大きなサラサドウダンの木があり、池の傍の休憩所の横には、これも大きなベニドウダンの木がある。ともに、「ドウダンツツジは小さな灌木だ」と思っていた認識を改めさせる大きさである。5月には、その木に一面の花を付ける。
 ベニドウダンと秩父ドウダンは、近畿地方を境に、西にベニドウダン、東にチチブドウダンと、住み分けている。共に鮮やかな紅色である。
 学名はEnkianthus cernuus form. rubensで、ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。分布は紀伊半島以西の本州と四国・九州。






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