トキワマンサク−常磐満作 (1999.4.24、2000.5.3)


 常緑であるのでトキワといわれる。他のマンサクが早春に咲くのに対して、 トキワマンサクの花は4−5月に咲く。淡緑の白色で、木一面に咲く。 庭木として植えられることが多いが、自生地は限られている。
 そのトキワマンサクの自生地は日本には、熊本、三重、静岡の3ヶ所にしかない。 静岡県の湖西市新所原の神座地区はその一つである。今年は4月下旬に咲き出して やや盛りを過ぎていたが、それでも見事な花付きであった。余り大きな木ではないが 沢山集まっていると壮観である。新所原は「トキワマンサクの里」として、 キャンペーンをしているらしく、沢山の旗が立ててあった。
 なお、大阪市大植物園の花木園には見事なトキワマンサクの木がある。 京都府立植物園では、大芝生地東側から生態園に向かう途中に花を咲かせている。
 学名はLoropetalum chinenseで、中国南部・インド東北部の原産。 マンサク科トキワマンサク属である。

この角度で見ると、確かにマンサクだとわかる



見事に咲いた新所原の自生地のトキワマンサク


樹皮                葉


大阪市立大学理学部付属植物園のトキワマンサク(2000.4.29)



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