タチバナ−橘
(2000.5.23、2004.5.18)
Citrus tachibana
「右近の橘、左近の桜」という。平安神宮の社殿の(社殿から見て)右手に橘の木が植えられている。御所の紫宸殿の右手にもある。日本特産で、よく名のとおった木であるが、いまや自生地は少なくなり、絶滅危惧種に入っている。数少ない自生地の宮崎県の海岸沿いでは、年々個体数が減ってきている。
5−6月に花を付け、3センチほどの黄色い果実になるが、酸味が多くて食用には適さない。
学名はCitrus tachibanaで、ミカン科ミカン属の常緑低木である。静岡県以西の太平洋岸と沖縄に分布する。
9月の緑の果実
2月の熟した果実
樹皮
平安神宮の右近の橘
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