シラキ−白木 (2002.10.27、2000.10(梅本さん)、2004.11.13(小松崎さん))
 Sapium japonicum


 シラキの紅葉の盛りは本当に美しい。仙台郊外の雑木林で毎年の紅葉を楽しまれる小松崎さんから、見事な紅葉の写真が届きました。6月の花の写真も送って頂きましたたのでご覧下さい。(2004.11.13)
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 梅本さんから、japonicumの学名が付いたシラキの写真が届きました。 目立たぬ黄色の花を5−6月に付ける灌木ですが、秋の黄葉は、葉が大きいだけに 見事です。以下は梅本さんによる解説です。
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和名 : シラキ
学名 : Sapium japonicum
科名 : トウダイグサ科シラキ属
分布 : 本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国など

画像は、「シラキの紅葉」です。高尾山で撮影したものですが、 他より早く紅葉し始めていました。本種も、紅葉の美しい樹種ですので、 黄〜紅葉する事で、山を美しく彩ります。また、樹皮が白く、材も白い所から、 この名が付きました。

紅葉の頃には、丁度、三角状球形の実を付けておりまして、 画像の様にサクランボの如くぶら下っているのが観察できます。 実の下の方には、かぎ型の花柱がユーモラスに残っているのが 確認できますでしょうか?

この実は熟すと、黒褐色の実を糸で3個ぶら下げます。この実は、 50%が油分であり、灯用、食用に用いる事が出来ます。 尚、「トウダイグサ科」ですので、枝を折ると、やはり乳液が出ます。 ですが、折らない様に留意して、貴重な自然を大切にしましょう。
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11月のシラキの紅葉−小松崎さん撮影



半月後の、鮮やかな紅葉を予感させる、函南原生林のシラキ(2002.10.27)


幹から切り出す材の色は白い


シラキの実、熟すと3つに裂けて、白い糸で3個の種をぶら下げる。(梅本さん)


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