ミヤギノハギの変種で、白い色である。萩は紫が良いという向きもあろうが、
白も捨てがたい。清楚な感じで、最近はよく植えられている。 昨年は、御所の東隣の梨木神社で萩を見た。この季節、沢山の短冊がハギに懸けられ 詩を詠む人たちが集まる。秋たけなわを感じさせる情緒であった。ミヤギノハギが 中心であるが、シロバナハギやキハギも所々に植えられていた。 今年は、豊中で散歩していると見事に枝垂れたシロバナハギに出会って、思わず 見とれてしまった。広い庭園はともかく、庶民の家では、道の方に枝垂れさせるしかないので、家人がゆったりと楽しむわけにはいかないが、 道行く人々にとっては素晴らしいプレゼントである。初秋をしばし堪能した。 学名は、Lespedeza thunbergii var. albifloraでマメ科ハギ属である。 |