栃木県佐野市植上町の「植野小学校のスズカケ」 (2008.8.8、2018.4.18、熊ちゃん)


 熊ちゃんのお陰で、栃木・群馬・茨城の巨木が充実してきた。今回も2本のエントリーである。最初はスズカケの巨木。スズカケは比較的短期間で巨木となるが、そのせいか。巨木のリストに挙げられることが少ない。でも、これは見事なスズカケである。以下は熊ちゃんによる解説です。
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 この木は、国道50号線を小山方面に向かい、植下町信号を左折、三福工業の工場を過ぎてすぐの左側です。スズカケは、校庭の真ん中に堂々と立っています。この木は、大正3年(1914年)に営林署へ勤めていた人から寄贈されたもので、植野小の高学年生が荷車で運んで来て、校庭の南の端に植えたそうです。その後、校庭が拡張され現在の姿になりました。
 植えた当時は、直径15センチくらいでしたが、どんどん成長しました。何度か落雷の被害を受けましたが、その都度手当てを受け、元気でたくさんの児童を見守っています。平成元年の「とちぎ名木百選」にも選ばれました。
 植野小のホームページによると、2007年1月、とちぎ名木百選の確認ということで再測定があり、幹周り 4.99m、樹高 32mという数値が計測されたそうです。
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 100年間、小学校の子ども達を見守り続けてきたスズカケの木が伐採されたと、熊ちゃんから悲しい知らせが入りました。植野小学校は熊ちゃんの母校です。
 「巨木探訪に掲載して頂きました「植野小学校のスズカケ」が、昨年の3月に伐採されてしまいました。木に空洞が出来て、倒木の危険が出てきたからです。3月16日、見学会に行って、スズカケとお別れをしてきました。子供の頃から親しんできた校木ですから、とても残念です。後継木を児童達が育てていました。」





伐採前の冬のスズカケの木(2017.3)


元の木からとった種子で苗木を育てている。


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