岐阜県下呂市萩原町の「禅昌寺の杉」
  (2020.11.25, 東山さん)


 高校同期の東山さんから「禅昌寺の杉」の綺麗な写真を送っていただいた。奇しくも一昨年に高校同期の岩崎さんから同じ杉の写真を送ってもらっている。お二人とも奥様と下呂温泉に遊ばれた際の寄り道と言うことである。巨木好きの私のことを思い出して足を伸ばして下さったのが嬉しい。この木には、10年前に会いに行ったことがあるが、樹勢は衰えていない。画素数が足らなかったその頃のカメラとは雲泥の鮮やかさである。この大杉は寺の正面を入って左手奥にある。樹高45m、幹周12m(環境庁調査では9.6m)、樹齢は1300年と伝えられ、国の天然記念物に指定されている。禅昌寺の由来と位置については、前回のページに詳しく書いてある。
 送って頂いたお二人の写真は、そのアングルが随分と異なっていて興味深い。医者の岩崎さんは物体の細部に興味があるようで、木に接近して詳しく写して下さっているが、会社経営者の東山さんは広い視点から全体像を捉えておられる。特に秋のこの季節の紅葉の美しさなどの雰囲気が、杉の写真と共にうまく表現されている。どちらも巨木観賞の大切な視点といえるだろう。
 

寺の泉水に巨木の影が写る。



大杉の逞しい根方と、紅葉の楓の対比が良い。


山中の静かな佇まいがうかがえる。


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