福島県下郷町の「高倉の大スギ」 (2010.4.19、熊ちゃん)


 熊ちゃんによる「春の福島県巨木シリーズ」の最後は、高倉の大スギである。スギには合体木が多く、高井の千本杉花脊の三本杉、等が有名である。今回の高倉の大杉も、5本の合体木である。以下は熊ちゃんによる解説です。
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名称   高倉の大スギ
訪問日  4月19日
所在地  福島県南会津郡下郷町大内
目通り 9.1メートル 樹高 56メートル 樹齢 800年
 このスギは、会津鉄道湯野上温泉駅から車で15分、茅葺屋根の街並みが残っていることで、全国的にも有名な大内宿。その宿場町のはずれ、高倉神社境内にあります。参考に、大内宿の写真を2枚、添付してみます。
 スギは、神社の本殿裏にすらっとした感じで立っていました。合体木です。スギの名前が書いてある標柱には樹齢と樹高が記されています(樹高 56m 樹齢 800年)。しかし、かなりオーバーにではないかと思いました。それと、写真を撮っていた気付いたことがあります。何らかの理由で、上部が切られたようです。
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 会津鉄道は西若松と会津高原尾瀬口を結ぶ第3セクターの鉄道であるが、会津若松と東武浅草駅を結ぶ観光特急列車が出ている。この会津鉄道の中程に湯野上温泉駅がある。ここから大内宿までタクシーで20分程度かかる。なお、週末と祝日には会津若松から観光バスが出ており、8:50発で4:40に帰着する。大内宿で80分の休憩があり、近郊の観光地を廻る。

背がとても高い5本の杉の合体木



標高680mなので、4月中旬でも残雪がある


茅葺屋根の街並みが残っていることで有名な大内宿



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