福岡県小石原村の「行者杉」 (1999.11 和田さん)


 久しぶりに大分の和田さんから巨木の写真が届いた。英彦山麓の小石原村にある 行者杉である。
 小石原村へは車がないと行きにくい。JR日田彦山線の「彦山」で降りて、 タクシーが呼べれば7kmほど南西に走ると行者杉である。  以下は和田さんからの便りとデータですが、さすが木を専門に扱う方だけあって、 書き方が違うと感心しました。
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日田営林署調べ
 福岡県朝倉郡小石原村大字小石原字宿平 国有林八にへ林小班
 面積   4.68ヘクタール
 本数   375本
 平均径級 118 最大264
 平均樹高 42  最高59
説明文
 行者堂周辺にはおよそ4.8ヘクタールにわたって杉の大木が数百密生しており、 これらは行者杉と呼ばれる。大部分は樹齢200〜300だが、古いものは 高さ59m、径2.5mもある。鎌倉時代以降に英彦山に入山した修験者達が 奉納植樹したと伝えられている。写真に撮ったものは中でもニックネームを つけられた最大級のもので、行者、行者の母、行者の父となっていました。
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 環境庁調査によれば、最大のものは、樹高50m、幹周8.43mで、境目杉と呼ばれる。 行者杉は、樹高50m、幹周6.26mとある。このほかに、幹周7.66mの霊験杉、 8.42mの大王杉が挙げてある。
 車で行くには、九州横断自動車道を杷木インタチェンジで降りて いったん杷木町役場の前を通ってから、211号線につながるバイパスを北東に走る。 8km程走って塔の元から211号線に入り、8kmばかり北上すると小石原村である。 小石原の三叉路の南から林道を1.5kmほど東にはいると行者杉がある。

行者杉                     行者の父杉


行者の母杉                   境目杉?


林立する杉の巨木の全景


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