兵庫県三日月町の「久森家の大椋」 (1998.11.22)


 全国第1位のムクの巨木である。もうすっかり葉を落としているが 幹の巨大さが一層目に付く。古くからこの地に住む久森家の庭にあったが、 最近三日月町が地所を買い取って管理することとなった。800万円をかけて 樹木医による施術を受けたと聞く。実質上の管理者の久森氏が子供の時に 木に登っている写真を見せていただいた。また、三日月町のパンフレットから 葉が茂っている時の写真を拝借した。
 姫路から出る姫新線に乗って、三日月で降りる。国道を東に進み、 5分ほどで橋を渡ったら川に沿って北上する。 15分ほど歩くと右手に橋が架かっており、これを渡ると、 「三日月のムク」の銘板と木が見られるが、これはやや小さい方の木で、 本物はさらに5分ほど歩いた左手にある。大きい木なのですぐそれと解る。
 運が良ければ、ご隠居の久森 晃氏から色々とお話を聞くことが出来る。 訪問客のための記録帳がもう10冊以上になったそうである。
 樹高18.5m、目通り幹周り9.9m、樹齢は約800年と考えられ、 環境庁調査によれば、日本最大のムクの木である。

後ろに写っているのが、久森 晃氏である。




昔のムクの写真                            大きなコブがある


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