明通寺のカヤ−2 (1999.7.27)


 以前に宝積さんから送っていただいた明通寺の榧の木を見に行った。 一緒に送ってもらった明通寺のパンフレットの雰囲気が良かったからである。 案に相違ず、良いお寺であった。閑かなたたずまいと、 700年を経た本堂・3重塔が実によく釣り合って、京都でも滅多に見られない 感動があった。寺のいわれをお坊様が静かに語って下さるのも感銘深い。 賑わいから離れていたために消失を免れたものであろう。本堂と3重塔は 国宝に指定されている。
 榧の木は、樹高15m、目通り幹周り3.45mで、樹齢500年といわれ、 小浜市の天然記念物になっている。
 敦賀から小浜線に乗り換えて東小浜で降り、南東方向に約3km歩くと明通寺である。 かなり奥まっているので、遠く感じるが、バスも出ている。タクシーだと小浜から 少しかかる。明通寺は真言宗御室派の名刹で、806年に坂上田村麻呂が 薬師如来などを彫って安置したことに始まるという。



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