5月の連休明けに片品村の天王桜を見に行かれた熊ちゃんが、近くの巨木3本の写真を送って下さった。2番目は「しばぎわの大イチイ」である。 「イチイは、平川横塚線(64号線)を尾瀬方面に向かい、左折して進んだ花咲地区、民家の裏山にあります。背筋を伸ばして姿勢よく立っているという印象を受けました。主幹も傷みが無く、元気に育っているようにみえます。「しばぎわ」は、木の所有者、佐藤家の屋号だそうです。 所在地:群馬県利根郡片品村花咲武尊 幹周 4.5m、樹高 15m、樹齢 300年以上 群馬県指定天然記念物」 **************************************************************** このイチイは、環境庁調査によると、群馬県第一位の幹周である。説明板によると、「しばぎわ」は、この地の地形に由来する古い地名であるが、当地の庄屋であった佐藤家の屋号になった由である。 JR上越線の沼田駅から、1時間に2本程度、尾瀬の鳩待峠/大清水行きのバスが出ており、途中の鎌田で降りて、タクシーに乗るか、関越交通バスの花咲行き(1日5本)に乗り換える。バスは64号線を走るので、ヘアピンカーブの途中の「鍛冶屋」で降り、100mほど進んで右の道をとる。さらに300mほど進んで左折し、ずんずん進んでいくと左手道沿いにに「しばぎわのシナノキ」が見える。その奥の民家が佐藤家で、この裏山にイチイの木がある。 |