イチイガシも大きくなる木である。日本一の木は大分県の目通り12mのものとされる。イチイガシは温暖を好む木で、巨木のほとんどは大分県と熊本県に分布する。伊豆にこのような巨木があるのは珍しい。 日枝神社のイチイガシは、根周り5.5m、目通り4.5m、樹高25mの巨木で、樹齢は300年以上と推定されている。静岡県指定の天然記念物である。 新幹線を三島で、伊豆箱根鉄道に乗り換えて終点の修善寺で降りる。駅前から修善寺温泉行きのバスに乗って終点の修善寺温泉で降り、100m程歩くと、右手に日枝神社がある。この神社の社域には巨木が多い。日枝神社は修禅寺の鬼門にあたり、弘法大師が開祖であると伝えられる。 ************************************************************* 級友の塩田さんが、日枝神社のイチイガシの最近の写真を送って下さった。この木は、20年前に私が写したときと、周囲の状況は変わっていない。樹勢も盛んであるので安心した。最上段の2枚がそれである。 |